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3.月次決算のメリットは?

<5>比率分析でわかること

 月次決算で見るべき比率は、流動比率、自己資本比率、棚卸資産回転期間などでしょう。
 流動比率とは、(流動資産/流動負債)×100で計算できます。この数字が多いほど支払余力があることを示しています。日本では通常150%が目標となるでしょう。
 自己資本比率は、{資本の部計/(負債合計+資本の部計)}×100で計算できます。これは、どれだけ他人資本でなく自分の資本で経営しているかを示しています。40%を目標にすると良いでしょう。
 棚卸資産回転期間は、棚卸資産/1ヶ月売上原価(製造原価)で計算できます。これは、棚卸資産が原価の何ヶ月分保有しているかを示しています。これが多くなりつつあるときは要注意です。不良在庫を抱えている可能性があります。
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